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人間の言語の発音について

  • 記事作成日:2023年10月15日
  • 記事最終更新日:2025年2月21日

この記事の目次

無文字の人間社会

さて「〈日本〉語の正書法」すなわち「〈日本〉語の文字を使った表記の規則」についていざ考えていく上ではまずは文字についてこそぞいざ考えていかなければならないものだがしかしまた文字についていざ考えていく上ではまずは無文字の人間社会についてこそぞいざ考えていかなければならないものだ。たとえば日本も中国もかつては無文字の人間社会だったことがあるものだがそのような無文字の人間社会ではひとえに文字を使って書かれる文字言語はそもそもまるで使われずにむしろ音声を使って話される音声言語のみがただただひたすらけなげに使われ続けることになるものだ。

音声言語は文字言語に優先する

さて有文字の人間社会がいざ満を持してどどんと出現するためにはその目下の無文字の人間社会ではたとえば文字が発明されたりまたたとえば文字がその他のどこかの外部の世界から導入されたりするなどすることである種の文字を使って書かれる文字言語そのものがいよいよ大いに発達してこなければならないものだが1つ言えるのは「この世の中のありとあらゆる全ての種類の人間社会ではたとえば日本での〈日本〉語の場合いにも中国での〈中国〉語の場合いにもその他のもろもろの国々でのその他のもろもろの言語たちの場合いにも全て同じく全て等しくほぼ例外なくひとえに文字を使って書かれる文字言語よりもむしろ音声を使って話される音声言語のほうがひと足もふた足も先に成立してはいつの間にか知らず知らずの内に使われ始めてきたものだ」ということだ。またそれはつまりは言い換えれば「音声を使って話される音声言語は常に必ずや文字を使って書かれる文字言語に対してはより優先するものだ」ということでもあるものだがまたそれはつまりは言い換えれば「文字を持たない言語はままままあるものだったとしても音声を持たない言語は1部の特殊な人工的な言語などを除いては基本的にはないものだ」ということでもあるものだ。

人間の言語の発音器官

さてではここではそのような人間の音声言語をかくも甘美に産み出してやまない人間の言語の発音器官についていざ見ていくことにしよう。

人間の言語の発音器官その1:口空

まず人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「口空」⦅コウクウ、Oral Cavity、オーラル・キャヴィティー⦆とは人間の口の中のそのおよそ全体の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その2:鼻空

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「鼻空」⦅ビクウ、Nasal Cavity、ネーサル・キャヴィティー⦆とは人間の鼻の中のそのおよそ全体の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その3:唇

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「唇」⦅くちびる、Lip、リップ⦆とは人間の口の外側のその周辺の所にあるその上下のふっくらとした部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その4:歯

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「歯」⦅は、Tooth、トゥース⦆とは人間の口の中のその入ってすぐの所にある特にその上顎の前歯の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その5:舌

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「舌」⦅した、Tongue、タン⦆とは人間の口の中を自由自在に動き回るその舌の部分に当たるもののことだ。

(因みに〈英〉語では時として母言語のことをたとえば「Mother Tongue」⦅マザー・タン、母舌、ははじた⦆などと呼んだりすることもあるものだがいかにも人間の言語と人間の舌はそれほどまでにある種の互いに切っても切れないほどの深い関係にあるものだ。)

人間の言語の発音器官その6:口蓋

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「口蓋」⦅コウガイ、Palate、パラトゥ⦆とは人間の口の中のその上側の所にあるその人間の口の中の屋根の部分に当たるもののことだ。

またこの口蓋はその知名度の低さのわりには人間の言語の発音にとっては極めて莫大に重要なものだがまたそれゆえにこのすぐ後にも見ていくようにたとえば「口蓋台」⦅コウガイダイ、Alveolar、アルヴィオラー、歯茎、はぐき⦆、「硬口蓋」⦅コウコウガイ、Hard Palate、ハード・パラトゥ⦆、「軟口蓋」⦅ナンコウガイ、Velar、ヴィラー、Soft Palate、ソフト・パラトゥ⦆、「口蓋垂」⦅コウガイスイ、Uvula、ユヴィュラ⦆などのように場合いによってはより細かく分割して考えることも多いものだ。

人間の言語の発音器官その7:口蓋台

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「口蓋台」⦅コウガイダイ、Alveolar、アルヴィオラー、歯茎、はぐき⦆とは人間の口蓋の中でも特にその内のその上顎の前歯の裏側の上側の所にあるそのつるつるの部分に当たるもののことだ。

(因みにこの口蓋台のもろもろの異名称の中でも特にその内のその「歯茎」⦅はぐき⦆という名称は基本的にはその人間の前歯のその前側の根元の部分とも互いに混同しやすいものであり筆者としてはあまり好きではないものなので本書ではその「口蓋台」⦅コウガイダイ⦆という名称こそぞをいざ思い切って新たに使ってみることにしよう。)

人間の言語の発音器官その8:硬口蓋

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「硬口蓋」⦅コウコウガイ、Hard Palate、ハード・パラトゥ⦆とは人間の口蓋の中でも特にその内のその前方の所にあるその硬い部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その9:軟口蓋

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「軟口蓋」⦅ナンコウガイ、Velar、ヴィラー、Soft Palate、ソフト・パラトゥ⦆とは人間の口蓋の中でも特にその内のその後方の所にあるそのやわらかい部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その10:口蓋垂

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「口蓋垂」⦅コウガイスイ、Uvula、ユヴィュラ⦆とは人間の口蓋の中でも特にその内のその最後尾の所にあるその俗に「のどちんこ」と呼ばれる部分に当たるもののことだ。

またこの口蓋垂は前述の鼻空への空気の出の流れを調整する役割りも果たすものだがそれはつまりは「人間の言語の発音はこの口蓋垂がそののどの奥の壁の所にはぴったりとはくっ付かずにその前述の鼻空への空気の出の流れがいざ開放された時にはたとえば「鼻音性の音」などと呼ばれるものになるものだがこの口蓋垂がそののどの奥の壁の所にぴったりとくっ付いてその前述の鼻空への空気の出の流れがいざ閉塞された時にはたとえば「非鼻音性の音」などと呼ばれるものになるものだ」ということだ。

人間の言語の発音器官その11:気管

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「気管」⦅キカン、Trachea、トラキア、Wind Pipe、ウィンド・パイプ⦆とは人間の最終的には肺に至るその空気の通り道の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その12:声帯

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「声帯」⦅セイタイ、Vocal Cord、ヴォーカル・コード⦆とは人間の気管の中の所にあるその左右に開閉式の振動する膜の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官その13:声門

また人間の言語の発音器官の中でも特にその内の「声門」⦅セイモン、Glottis、グロッティス⦆とは人間の気管の中の所にあるその声帯の真ん中の所にあるその隙間の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官の番外編その1:咽部

また人間の言語の発音器官とまでは厳密には言わないが人間の「のど」にある器官の中でも特にその内の「咽部」⦅インブ、Pharynx、ファリンクス⦆とは人間の口の中のその奥の所にあるその空間の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官の番外編その2:喉部

また人間の言語の発音器官とまでは厳密には言わないが人間の「のど」にある器官の中でも特にその内の「喉部」⦅コウブ、Larynx、ラリンクス⦆とは人間の気管の中の所にあるその声帯の近くの所にあるその空間の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官の番外編その3:食道

また人間の言語の発音器官とまでは厳密には言わないが人間の「のど」にある器官の中でも特にその内の「食道」⦅ショクドウ、Esophagus、エソファガス、Gullet、ガレット⦆とは人間の最終的には胃に至るその食べ物の通り道の部分に当たるもののことだ。

人間の言語の発音器官の番外編その4:喉頭蓋

また人間の言語の発音器官とまでは厳密には言わないが人間の「のど」にある器官の中でも特にその内の「喉頭蓋」⦅コウトウガイ、Epiglottis、エピグロッティス⦆とは人間が食べ物を飲み込む時に人間の気管の中に食べ物が入るのを防いでくれるその人間の喉部の上側の所にあるその人間の気管の出入り口の所にあるその上下に開閉式の軟骨製の蓋の部分に当たるもののことだ。

言語発音素

さてところでそのような人間の音声言語はいったいどのようにすればきちんと正確に記述したり記録したりできるだろうか?そのような人間の音声言語はこの現代の優れた科学技術力をもってすればたとえばある種の音声処理用の機械を使ったりするなどすればきちんと正確に記述したり記録したりすることもきっとちょちょいのちょいのお茶の子さいさいでいかにもいとも簡単にできてしまうことだろうがしかしまたそのようなある種の音声処理用の機械はもちろんある面では極めて高い水準の科学技術力を誇ってはいるもののある面ではたとえばその電源が確保できなかったりした場合いやその本体やその部品などが故障してしまったり破損してしまったり摩耗してしまったりした場合いなどには全く役に立たなくなってしまう可能性などもいちおうあるにはあるものであり必ずしもそこまで使い勝手が良いものだとは言えないものだ。そのような人間の音声言語はできることならばより低い水準の科学技術力をもってした道具である・・・そうたとえば紙や鉛筆などのみを使ってきちんと正確に記述したり記録したりできるにやはり越したことはないものだ。

さてそこでなかなか巧妙にも考え出されたのがこの今や時としてたとえば「言語発音素」⦅ゲンゴハツオンソ、Phone、フォン、単音、タンオン⦆などと呼ばれることもあるようなある種の今時お役立ち便利グッズこそぞだがそのような言語発音素とはつまりはその人間の言語の発音をその人間の言語の発音器官のその1回1回の動作の単位にまでどんどんとより細かく考えれる限り最小の単位にまで「毒食わば皿まで!」分解していったものに当たるものだ。

(因みにそのような「人間の言語の発音」⦅ニンゲンのゲンゴのハツオン⦆は時としてたとえば「人間の言語の調音」⦅ニンゲンのゲンゴのチョウオン⦆や「人間の言語の構音」⦅ニンゲンのゲンゴのコウオン⦆などと呼ばれることもあるものだ。)

言語発音素の表記

またそのような言語発音素はたとえば[a]や[m]や[w]などのように基本的には括弧の[]を使ってこそぞ表されるものだ。

言語発音素の2大分類:母音の言語発音素と子音の言語発音素

またそのような言語発音素はまず大きく分けるとたとえば「「母音」⦅ボイン、Vowel、ヴァウル⦆の言語発音素」と「「子音」⦅シイン、Consonant、コンソナント⦆の言語発音素」というように基本的にはその中でも特にその内のその最も基本的な特徴どうしのその互いの差異に応じていざ2つの種類のものへと分けれることになるものだ。

母音の言語発音素

さてではここではそのような言語発音素の中でも特にその内のその母音の言語発音素についていざ見ていくことにしよう。

母音の言語発音素の特徴

さてそのような言語発音素の中でも特にその内のその母音の言語発音素は基本的には「口を開け気味にして空気の出の流れを響かせて発音されるもの」としてこそぞ特徴付けられるものだがしかしまたそれに加えてそのような母音の言語発音素はたとえば口のひらき具合い、舌の盛り上がり具合い、唇の丸まり具合い、持続の長短、音色の変調、鼻音性の有無、多重化の程度などのように場合いによってはまた別の色色な種類の特徴に応じてもさらにより細かく特徴付けられるものだ。

母音の言語発音素の特徴その1:口のひらき具合い

さてそのような母音の言語発音素はまず第1にはたとえば口のひらき具合いによってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその口がかなり狭めにしかひらいていない時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「狭母音」⦅せまボイン、Close Vowel、クロース・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその口がやや狭めにしかひらいていない時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「半狭母音」⦅ハンぜまボイン、Close-Mid Vowel、クロース・ミッド・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその口がやや広めにひらいている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「半広母音」⦅ハンびろボイン、Open-Mid Vowel、オープン・ミッド・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその口がかなり広めにひらいている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「広母音」⦅ひろボイン、Open Vowel、オープン・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その2:舌の盛り上がり具合い

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第2にはたとえば舌の盛り上がり具合いによってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその舌の前側の部分がより相対的に盛り上がっている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「前舌母音」⦅まえじたボイン、Front Vowel、フロント・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその舌の真ん中の部分がより相対的に盛り上がっている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「中舌母音」⦅なかじたボイン、Central Vowel、セントラル・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその舌の後ろ側の部分がより相対的に盛り上がっている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「後ろ舌母音」⦅うしろじたボイン、Back Vowel、バック・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その3:唇の丸まり具合い

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第3にはたとえば唇の丸まり具合いによってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその唇がその外側の方へと突き出るようにして丸くすぼまっている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「円唇母音」⦅エンシンボイン、Rounded-Lipped Vowel、ラウンデド・リップト・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその唇がその外側の方へとは突き出ずにまたそれゆえに丸くはすぼまらずにどちらかと言うと縦向きや横向きなどに平坦に引っ張られるようにして使われている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「非円唇母音」⦅ヒエンシンボイン、Unrounded-Lipped Vowel、アンラウンデド・リップト・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その4:持続の長短

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第4にはたとえば持続の長短によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその持続がより長めの時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「長母音」⦅チョウボイン、Long Vowel、ロング・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその持続がより短めの時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「短母音」⦅タンボイン、Short Vowel、ショート・ヴァウル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その5:音色の変調

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第5にはたとえば音色の変調によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその音色が平坦な時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「平坦な変調の母音」⦅ヘイタンなヘンチョウのボイン、Vowel Of Level Tone、ヴァウル・オヴ・レヴェル・トーン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその音色が上昇する時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「上昇の変調の母音」⦅ジョウショウのヘンチョウのボイン、Vowel Of Rising Tone、ヴァウル・オヴ・ライジング・トーン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその音色が下降する時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「下降の変調の母音」⦅カコウのヘンチョウのボイン、Vowel Of Departing Tone、ヴァウル・オヴ・ディパーティング・トーン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その6:鼻音性の有無

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第6にはたとえば鼻音性の有無によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその口蓋垂の位置の違いによってその鼻空への空気の出の流れがいざ開放されている時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「鼻母音」⦅はなボイン、Nasal Vowel、ネーサル・ヴァウル⦆や「鼻音性の母音」⦅ビオンセイのボイン⦆などのものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその口蓋垂の位置の違いによってその鼻空への空気の出の流れがいざ閉塞されている時にはそこではその母音の言語発音素は基本的にはただ単にたとえば「母音」⦅ボイン、Vowel、ヴァウル⦆のものだなどと・・・しかしまた場合いによってはたとえば「口母音」⦅くちボイン、Oral Vowel、オーラル・ヴァウル⦆や「非鼻音性の母音」⦅ヒビオンセイのボイン⦆などのものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の特徴その7:多重化の程度

またそのような母音の言語発音素はそしてまた第7にはたとえば多重化の程度によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえば1つの母音の言語発音素がただ単にそのまま特には多重化されない時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「1重母音」⦅イチジュウボイン、Monophthong、モノフソン、単母音、タンボイン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえば2つの母音の言語発音素が互いに1続きのものとして多重化された時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「2重母音」⦅ニジュウボイン、Diphthong、ディフソン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえば3つの母音の言語発音素が互いに1続きのものとして多重化された時にはそこではその母音の言語発音素はたとえば「3重母音」⦅サンジュウボイン、Triphthong、トリフソン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

母音の言語発音素の逆台形型の配置

さて以上のようにしてそのような母音の言語発音素ではその人間の口空の内部の空間の作り方についてはまず第1にはその口のひらき具合いについてはたとえば狭母音、半狭母音、半広母音、広母音というように4通りの場合いを考えることになるわけでありそしてまた第2にはその舌の盛り上がり具合いについてはたとえば前舌母音、中舌母音、後ろ舌母音というように3通りの場合いを考えることになるわけでありまたそれゆえにそこではつまりは合計では4通り×3通り=12通りの場合いを考えることになるわけだがもし仮にとある母音の言語発音素があったとしてそのとある母音の言語発音素のその理論上かつ実用上の位置付けについて何らかの1定の喫緊の判断を下す必要に迫られたとしたらその時にはそこではそのとある母音の言語発音素をそれらの12個のある種のきれいな逆台形型の配置を取る母音の言語発音素たちと互いに照らし合わせながら考えていくと色色とわかりみがはかどって誠に「うまあ~」となってくれることだろう。

ただしそこではそのような母音の言語発音素のそのようなある種のきれいな逆台形型の配置は多分に観念的なものであり必ずしも厳密に写実的なものではないものなのでその点についてはよくよく注意が必要だ。そもそもほんの少しばかり考えてみさえすればすぐにわかることであるようにそこではそのような人間の口空の内部の空間がそのような母音の言語発音素のそのようなある種のきれいな逆台形型の配置の形の中へとすんなりとぴったりときれいに収まってくれることなどというのはとうていアリエンティーヌお嬢様なことだしまたそれに加えてその中でも特にその内のその前舌母音については筆者も1時期はうっかりと勘違いしてしまっていたことがあるのだがいざ「前舌」とは1口には言ってもその舌はその口蓋の真ん中の所よりもそのほんの少しだけ前めの所にあるその硬口蓋の辺りにまで近づくのがその前側の方向へのその移動の限度でありその舌はその口蓋の最前線のぎりぎりの所にまでせっせとけなげに目いっぱい駆り出されるわけではけっしてないものなのでその点についてはよくよく注意が必要だ。

子音の言語発音素

さてではここではそのような言語発音素の中でも特にその内のその子音の言語発音素についていざ見ていくことにしよう。

子音の言語発音素の特徴

さてそのような言語発音素の中でも特にその内のその子音の言語発音素は基本的には「口を閉じ気味にして空気の出の流れをせき止めて発音されるもの」としてこそぞ特徴付けられるものだがしかしまたそれに加えてそのような子音の言語発音素はたとえば発音の部位、発音の方式、声帯の振動の有無、呼気の有無などのように場合いによってはまた別の色色な種類の特徴に応じてもさらにより細かく特徴付けられるものだ。

子音の言語発音素の特徴その1:発音の部位

さてそのような子音の言語発音素はまず第1にはたとえば発音の部位によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその発音がその上下の両側の唇を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「唇音」⦅くちびるオン、Labial、レービアル、両唇音、リョウくちびるオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその上側の前歯とその下側の唇を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「歯唇音」⦅はくちびるオン、Labiodental、レービオ・デンタル、唇歯音、くちびるはオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその舌とその口蓋の内のその口蓋台の部分を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「口蓋台音」⦅コウガイダイオン、Alveolar、アルヴィオラー、歯茎音、はぐきオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその舌とその口蓋の内のその硬口蓋の部分を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「硬口蓋音」⦅コウコウガイオン、Palatal、パラタル、Hard-Palatal、ハード・パラタル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその舌とその口蓋の内のその軟口蓋の部分を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「軟口蓋音」⦅ナンコウガイオン、Velar、ヴィラー、Soft-Palatal、ソフト・パラタル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその舌とその口蓋の内のその口蓋垂の部分を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「口蓋垂音」⦅コウガイスイオン、Uvular、ユヴィュラー⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその声帯の真ん中の所にあるその声門の部分を使って成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「声門音」⦅セイモンオン、Glottal、グロッタル⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

子音の言語発音素の特徴その2:発音の方式

またそのような子音の言語発音素はそしてまた第2にはたとえば発音の方式によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその発音がその発音の部位が1旦は完全に閉塞してからその後に特に勢い良く破裂することで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「破裂音」⦅ハレツオン、Plosive、プローシヴ⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその発音の部位が1旦は完全に閉塞するもののその後に特には勢い良くは破裂せずにそのままその力が無駄になって終わることで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「破裂未遂音」⦅ハレツミスイオン、Applosive、アプローシヴ⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその発音の部位がある種のぎりぎりすれすれの狭い隙間を作り出すことでそこを通り抜けていく空気の出の流れの音がいざ大いに際立つことで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「摩擦音」⦅マサツオン、Fricative、フリカティヴ⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音が前述の破裂音と前述の摩擦音を互いに1続きのものとして組み合わせることで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「破裂摩擦音」⦅ハレツマサツオン、Affricate、アフリケット⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその発音の部位がたった1回だけ1旦は表面に付いてからその後に反動的に離れることで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「反動音」⦅ハンドウオン、Tap、タップ、Flap、フラップ、弾き音、はじきオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその発音がその発音の部位が何回も反復的に連続して1旦は表面に付いてからその後に反動的に離れることで成される時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「反復反動音」⦅ハンプクハンドウオン、Trill、トリル、震え音、ふるえオン、巻き舌音、まきじたオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

子音の言語発音素の特徴その3:声帯の振動の有無

またそのような子音の言語発音素はそしてまた第3にはたとえば声帯の振動の有無によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその声帯の真ん中の所にある隙間がぴったりと閉じていてその声帯がぶるぶると振動している時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「有声音」⦅ユウセイオン、Voiced、ヴォイスト、Voiceful、ヴォイスフル、濁音、ダクオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその声帯の真ん中の所にある隙間がぴったりとは閉じてはおらずにむしろぱっくりとひらいていてその声帯がぶるぶるとは振動してはいない時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「無声音」⦅ムセイオン、Unvoiced、アンヴォイスト、Voiceless、ヴォイスレス、清音、セイオン⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

(因みに前述の母音の言語発音素は基本的には全て有声音になるものなのでそのような有声音と無声音のその互いの区別は基本的にはこの子音の言語発音素の場合いについてのみ考えるものだ。)

子音の言語発音素の特徴その4:呼気の有無

またそのような子音の言語発音素はそしてまた第4にはたとえば呼気の有無によってこそぞ特徴付けられるものだ。

たとえばその呼気がその口元から特に勢い良く出ている時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「有気音」⦅ユウキオン、Aspirated、アスピレーテド⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

またたとえばその呼気がその口元から特には勢い良くは出てはいない時にはそこではその子音の言語発音素はたとえば「無気音」⦅ムキオン、Unaspirated、アナスピレーテド⦆のものだなどと呼ばれることになるものだ。

無音の言語発音素の声門閉鎖音

さてそのような言語発音素の中でも特にその内のそれらの母音の言語発音素や子音の言語発音素などとはその発音上の位置付けが互いにじゃっかん異なるものの内の1つとしてはたとえばこの無音の言語発音素の「声門閉鎖音」⦅セイモンヘイサオン、Glottal Stop、グロッタル・ストップ⦆こそぞがいざ挙げれることになるものだ。

さてこの無音の言語発音素の声門閉鎖音とはつまりは人間の言語の発音器官の中でも特にその内のその声門の部分をただ単にぴったりと力を入れて閉鎖するだけのものでありまたそれゆえにたとえば何らかの特定の明確な音などをぴよぴよと出すわけではないものだが人間の言語では時として「そのような無音のちょっとした間があるかどうか?」ということがある種の天下分け目の重大な意味を持ってくることがあるものでありまたそれゆえにそこでは時としてこの無音の言語発音素の声門閉鎖音にもある種の特段の注目がどっと集まることがあることにもなるわけだ。

多重母音の言語発音素か?それとも半母音性の子音の言語発音素か?

また世間1般では時として前述の子音の言語発音素の1種としていわゆる「半母音性の子音」⦅ハンボインセイのシイン、Semivowel Consonant、セミヴァウル・コンソナント、接近音、セッキンオン、Approximant、アプロクシマント⦆の言語発音素なるものが認められていることがあるものだがそのようないわゆる半母音性の子音の言語発音素はひとえにその発音の面では前述の母音の言語発音素とも互いにほとんど変わらないものでありまたそれゆえに本書ではそのようないわゆる半母音性の子音の言語発音素についてはひとえにある種の子音の言語発音素としてではなくむしろある種の母音の言語発音素としてそのある種の多重母音の言語発音素のその得てして前側のほうの部分こそぞをいざちゃっかりと形成しているものとしてこそぞいざ取り扱っていくことにしよう。

系とはいったい何なのか?

さてところで「系」⦅ケイ、System、システム⦆とはいわゆる「構造」⦅コウゾウ、Structure、ストラクチャー⦆やいわゆる「集合」⦅シュウゴウ、Set、セット⦆などとも互いに類似の概念に当たるものだが1言で言えば「1なるもの」と「多なるもの」すなわち「1なる実体」と「多なる要素」が互いに矛盾統一されることでこそぞ産み出されてくるものであり「1かつ多なるもの」すなわち「1なる実体を形成している多なる要素」としてこそぞ定義されるもののことだ。

たとえば車はたとえば筐体、座席、舵、車輪、発動機などのようにいくつかの複数の要素が互いに関連し合いながら1つの実体を形成しているものだがまたそれゆえにそれはつまりはある種の系、構造、集合などにこそぞ当たるものだ。

またたとえば食堂の定食はたとえばご飯、主菜、付け合わせ、吸い物、菓子などのようにいくつかの複数の要素が互いに関連し合いながら1つの実体を形成しているものだがまたそれゆえにそれはつまりはある種の系、構造、集合などにこそぞ当たるものだ。

またたとえばサッカーの戦闘の布陣はたとえば攻撃、守備、中盤、両翼、門番などのようにいくつかの複数の要素が互いに関連し合いながら1つの実体を形成しているものだがまたそれゆえにそれはつまりはある種の系、構造、集合などにこそぞ当たるものだ。

個性と差異

しかしまたそのような系、構造、集合などではその1なる実体に対する所のそれらの多なる要素はいったいどのようにしてそれぞれにその自分自身の個性すなわちその自分らしさを今やまさしくしっかりと獲得してはまたせっせと維持しているのだろうか?

さてそのような自分自身の個性すなわちそのような自分らしさはそもそも差異のない所ではどうにもこうにも産まれてきようのないものだ。なぜならそのような差異のない所ではその自分自身とその自分自身以外のその他のもろもろの他者たちは互いにいまだにはっきりとは分かれてはおらずその言わんや全ての何もかものものがひとえにただのぼんやりとした酷い混沌、酩酊、朦朧状態のままにどうにもこうにも留まってしまわざるをえないものだからだ。

たとえばとある物事の大小はその他のもろもろの物事の大小とのその互いの差異によってこそぞ定まるものだがまたそれゆえにそこではたとえば犬はたとえば蜂と互いに比べるとより大きなものだがたとえば鯨と互いに比べるとより小さなものだなどと考えれるものだ。

またたとえばとある物事の値段の高安はその他のもろもろの物事の値段の高低とのその互いの差異によってこそぞ定まるものだがまたそれゆえにそこではたとえばイカの握り鮨はたとえばカッパの巻き鮨と互いに比べるとその値段がより高いものだがたとえばマグロの大トロの握り鮨と互いに比べるとその値段がより安いものだなどと考えれるものだ。

またたとえばとある物事の移動の速遅はその他のもろもろの物事の移動の速遅とのその互いの差異によってこそぞ定まるものだがまたそれゆえにそこではたとえば自動車の走行はたとえば人間の赤ちゃんのはいはいと互いに比べるとその移動がより速いものだがたとえばミサイルの飛翔と互いに比べるとその移動がより遅いものだなどと考えれるものだ。

そしてまたそれとも互いに全く同じようにしてそのような系、構造、集合などではその内のとある要素の個性はひとえにその内のその他のもろもろの要素たちの個性とのその互いの差異によってこそぞ定まっているものだと考えれるものだがしかしまたそれに加えてそのような系、構造、集合などではそのようなその内のとある要素の個性とその内のその他のもろもろの要素たちの個性とのその互いの差異はその全体として見るとひとえにそれらの多なる要素の数の分だけ何回も何回も繰り返し繰り返し言うならば同時多発的に発生しているものだとも考えれるものだ。

多なる要素の数

またそのような系、構造、集合などではそれらの多なる要素の数はそれらの多なる要素たちどうしのその互いの差異に応じて産み出されてくるその個性の数に応じてそれぞれの系、構造、集合などごとに互いに大いに異なっているものだ。

たとえば球技の籃球⦅ランキュウ、Basket Ball、バスケット・ボール、籠球、ロウキュウ⦆の出場選手系は5人の出場選手から形成されるものであり球技の野球の出場選手系は9人の出場選手から形成されるものだがそこではそれらの出場選手の数はそれぞれの球技の出場選手系ごとに互いに大いに異なっているものだ。

またたとえば戦国時代の中国の〈3国〉時代の分裂国家系は3つの分裂国家から形成されるものであり戦国時代の中国の〈5胡16国〉時代の分裂国家系は16個の分裂国家から形成されるものだがそこではそれらの分裂国家の数はそれぞれの戦国時代の分裂国家系ごとに互いに大いに異なっているものだ。

またたとえば団栾遊び⦅ダンランあそび⦆のトランプの牌札系は53枚の牌札から形成されるものであり団栾遊び⦅ダンランあそび⦆の麻雀の牌札系は136枚の牌札から形成されるものだがそこではそれらの牌札の数はそれぞれの団栾遊び⦅ダンランあそび⦆の牌札系ごとに互いに大いに異なっているものだ。

同一性と誤差

さてこの世の中ではそもそもとある2つの物事が互いに100%完璧に全く同一であることなどというのはほとんどありえないことだ。この世の中ではもし仮にとある2つの物事が何らかのふとした拍子に互いに100%完璧に全く同一であるかのように見えたとしても実際にはそれらのとある2つの物事はたとえば弓矢や銃弾などの射撃の的がその全体の中心の点をある種の究極の理想形としていながらもその周囲の辺鄙な領域をもまた同じくある種の妥協の産物としていざしっかりと包摂しているのとも互いに全く同じでどこまで行っても何かしらの時としてたとえば「誤差」⦅ゴサ、Marginal Error、マージナル・エラー⦆などと呼ばれることもあるようなある種の微小な差異を持たずにはいれないものだ。そしてまたもし仮にそうであるならばこの世の中ではそのようなとある2つの物事のその互いの同一性の問題とはつまりは結局の所はそのようなとある2つの物事のその互いの誤差の範囲の問題へと最終的には行き着くことになるものだと考えれるものだ。

またそれはつまりは言い換えれば「この世の中はひとえに等式ではなくむしろ不等式によってこそぞ語られなければならないものだ」ということでもあるものだ。なぜならこの世の中ではいかにも極めて不条理ながらもたとえば数学、形式論理学などの分野を始めとするある種の小ざっぱりとした純粋さに満ち溢れたかの観念的な世界の中では場合いによってはある種の完全無欠の等式について考えることがともすれば許されるものだったとしてもたとえば工学、応用物理学などの分野を始めとするある種のおどろおどろしい猥雑さに満ち溢れたこの物質的な世界の中では基本的にはひとえにある種の完全無欠の等式について考えることなどはおよそ許されずにむしろこの世の中の色色な種類の現象とも互いに関係してのある種の誤差の範囲の問題とも互いに関係しての色色な種類の不等式について考えることを常に4~6時中ひっきりなしに余儀なくさされることに得てしてなってしまいがちなものだからだ。

有意味な差異と無意味な差異

そしてまたそうするといかにも「この世の中ではいざ差異とは1口には言っても実際には2つの種類のものがあるのだ!」ということもいざ改めてはっきりとわかってくることになることだろうがそれらの2つの種類の差異とはつまりはまず第1には「有意味な差異」すなわち「誤差の範囲の中にはない差異」すなわち「2つの互いに独立した同一性を新たに産み出す差異」すなわち「弁別的な差異」すなわち「重大で決意に満ちた差異」のことでありそしてまた第2には「無意味な差異」すなわち「誤差の範囲の中にある差異」すなわち「1つの既存の包容力に満ち溢れた同一性の中にずっと留まり続ける差異」すなわち「非弁別的な差異」すなわち「軽微で気まぐれな差異」のことだ。

たとえば柑橘系の果物のオレンジと柑橘系の果物のグレープ・フルーツのその互いの差異はたとえば「互いに同一の果物かどうか?」という視点から見ると互いに有意味な差異に当たるものだがたとえば「互いに同一の柑橘系かどうか?」という視点から見ると互いに無意味な差異に当たるものだ。

またたとえば氷点下の温度のマイナス10度と氷点下の温度のマイナス30度のその互いの差異はたとえば「互いに同一の温度かどうか?」という視点から見ると互いに有意味な差異に当たるものだがたとえば「互いに同一の氷点下かどうか?」という視点から見ると互いに無意味な差異に当たるものだ。

またたとえば炭素の結晶の石炭と炭素の結晶のダイヤモンドのその互いの差異はたとえば「互いに同一の結晶かどうか?」という視点から見ると互いに有意味な差異に当たるものだがたとえば「互いに同一の炭素かどうか?」という視点から見ると互いに無意味な差異に当たるものだ。

音素

さてこの「音素」⦅オンソ、Phoneme、フォニーム、音位、オンイ、音韻、オンイン⦆はそのようないわゆる言語学の音声類の研究の分野にはそれほど詳しくはないその他のもろもろの事情通ではない人たちからはともすれば前述の言語発音素とも互いによく混同されてしまいがちなものだが実際にはたとえば〈東急電鉄〉⦅トウキュウデンテツ⦆の〈田園調布〉⦅デンエンチョウフ⦆駅と〈京王電鉄〉⦅ケイオウデンテツ⦆の〈調布〉⦅チョウフ⦆駅が互いに全く異なる駅であるのとも互いに全く同じで前述の言語発音素とは互いに全く異なる概念に当たるものだ。この音素は言うならば前述の言語発音素がただ単に人間の言語の発音の事実そのものを表している「人間の言語の発音の最小の単位」に当たるものであるとするならばまたそれに加えてその人間の言語の発音の事実そのものがその人間の言語というある種の記号的な実体の中でいったいどのような役割りを果たしているのか?というまた別のある種の難解で深遠な問題にまでいざ大いに踏み込んで考察してこそぞ定義される「人間の言語の最小の単位」すなわち「言語記号素」⦅ゲンゴキゴウソ、Langueme、ランギーム⦆にすら当たるものだと考えれるものだ。

(因みにこの音素のもろもろの異名称の中でも特にその内のその「音韻」⦅オンイン⦆という名称は基本的には古典〈中国〉語の詩の踏韻の分析にその端緒を持つものとして古典〈中国〉語の音声学の影響をもろに受けたものであり筆者としてはあまり好きではないものなので本書では特には使わないことにしよう。)

音素の表記

またそのような音素はたとえば/a/や/m/や/w/などのように基本的には括弧の//を使ってこそぞ表されるものだ。

音素系

またそのような音素はいくつかの複数のものが互いに組み合わさることで1つの音素系をいざ形成することになるものだがそのような音素系はひとえにある種の系、構造、集合などとしての色色な種類の基本的な特徴をその他のもろもろの系、構造、集合などとも互いに同じでまた同じく示すことになるものだ。

人間の言語の発音の2次的な特徴は誤差である

また人間の言語の発音のたとえば声色や声量などのような2次的な特徴はたとえそれが言語発音素の[]としてのものであれまたたとえそれが音素の//としてのものであれいずれにせよどちらも共に例外なくいわゆる誤差に当たるものでありひとえにまるで意味を成さないものだ。またそれゆえにたとえばとある言語発音素の[X]やとある音素の/X/などがあったとしてそれらのとある言語発音素の[X]やとある音素の/X/などはたとえば男性のドスの効いた野太いやさぐれ声でわ~わ~とやかましく怒鳴りつけるように発音されようがまたたとえば女性のぶりぶりぶりっ子なかわいらしい萌え声でにゃんにゃんと優しく甘えるように発音されようが今日も優雅にのほほんとそれらのとある言語発音素の[X]やとある音素の/X/などのままのものとしておよそ何1つとして変わらないものだ。

2つの異音素か?それとも1つの同音素に属する2つの異言語発音素か?

またそのような人間の言語の発音の誤差の問題とも互いに関連していわゆる言語学の分野の中でよく「ただ今絶賛話題沸騰中!」のごとくみんなのある種の熱々の注目の的となることがあるのは2つの異音素と1つの同音素に属する2つの「異言語発音素」⦅イゲンゴハツオンソ、Allophone、アロフォン、異単音、イタンオン⦆のその互いの区別の問題だ。たとえばもし仮に言語発音素の[X]と言語発音素の[Y]という2つの言語発音素としてはそっくりそのまま互いに全く同じ2つの言語発音素があったとしてもそれらの2つの言語発音素はたとえばとある個別具体的な言語の場合いにはたとえば「/X/∋[X]かつ/Y/∋[Y]」(言語発音素の[X]は音素の/X/に属しかつ言語発音素の[Y]は音素の/Y/に属す)というように音素の/X/と音素の/Y/という2つの異音素として分析されるものだったとしてもたとえばまた別のとある個別具体的な言語の場合いにはたとえば「/X+Y/∋[X]&[Y]」(言語発音素の[X]と言語発音素の[Y]はどちらも共に音素の/X+Y/に属す)というように音素の/X+Y/という1つの同音素に属する2つの異言語発音素として分析されるものだというようにその分析の結果がそれぞれの個別具体的な言語ごとに互いにそこまで1定してはいないことがあったりするものなのでその点についてはよくよく注意が必要だ。

音素は文字に優先する

また「言語記号素」すなわち「人間の言語のある種の理論上の究極の最小の単位に当たる実体」はたとえそれが音声言語としてのものであれまたたとえそれが文字言語としてのものであれいずれにせよどちらも共に例外なくひとえに文字ではなくむしろあくまでも音素こそぞだと考えれるものだがそのような「言語記号素=音素」というある種の極めて死活的に重要な思想の確立はいわゆる言語学の分野の中でここ数世紀の間に起きた色色な種類のできごとの中でも特にその内のその最も偉大な成果の内の1つに当たるものであるにも関わらずそのことのかくも激烈に重大なる意味は筆者の知る限りでは現状では残念ながら世間1般の有象無象の言語教師たちによってしっかりと明確に理解されているとはとてもじゃないが言えないものだ。

人はいわゆる言語学の分野の中でのもろもろの場末の細かな事情に明るくなってくればくるほどひとえに文字からではなくむしろあくまでも音素からこそぞ言語を教えたくなってくるものだ。なぜならその人にとっては「音素→文字」の順番で言語を教えることはある種の歴史的な必然をきちんと正しく反映したある種の自然で無理のない流れだと感じられるものだがしかしまた逆に「文字→音素」の順番で言語を教えることはある種の歴史的な必然をきちんと正しくは反映してはいないある種の不自然で無理のある流れだと感じられるものだからだ。たとえば「その自分が師事している言語教師がいわゆる言語学の分野の中でのもろもろの場末の細かな事情に明るいかどうか?」ということを知るための1つの「天国か?それとも地獄か?」の試金石となるのは「その自分が師事している言語教師がその言語を音素から教えるか?それとも文字から教えるか?」ということだ。もし仮にその自分が師事している言語教師がその言語をいざ音素から教えてくださったとしたらその時にはその尊い生き仏のような存在は「ああ神よ!」いかにもとっても信頼の置ける良い先生でいらっしゃるがもし仮にその自分が師事している言語教師がその言語を万が1にも文字から教えようとしやがったとしたらその時にはそんな豚の餌にも値しねえようなごみくず野郎は「けっ!」そりゃあもうめちゃくちゃ悪い先公だ!

音節

さてところで前述の音素のそのすぐ次の段階に当たるものとして前述の音素よりもたった1つだけより大きめの単位に当たるものとして少なくとも1つ以上の得てしていくつかの複数の音素たちどうしが互いに集積したものは1般にはたとえば「音節」⦅オンセツ、Syllable、シラブル⦆などと呼ばれるものだ。

音節の表記

またそのような音節はたとえば/am.in.ung/などのように基本的にはそれらの音節たちどうしのその互いの分割点を表す記号の「.」を使ってこそぞ表されるものだがそのようなそれらの音節たちどうしのその互いの分割点を表す記号の「.」はもし仮に必要がなければひとえにわざわざ明示的には表記されずにむしろすっぱりと潔く省略されてしまうことも実際にはかなり多いものだ。

音節の中核の音素

またそのような音節がそれらの少なくとも1つ以上の得てしていくつかの複数の音素たちによっていざちゃくちゃくと形成されていくに当たっては基本的にはそれらの少なくとも1つ以上の得てしていくつかの複数の音素たちの中でも特にその内のとある1つの音素こそぞがその音節の中核の音素としていざ威風どうどうと立派に君臨することになるものだがそのような音節では基本的にはたとえば母音の音素もまたたとえば子音の音素もどちらも共にその音節の中核の音素としていざ威風どうどうと立派に君臨してしまえるものだ。

母音音素中核型の音節

まずそのような音節の中でも特にその内のその音節の中核の音素としてとある1つの母音の音素こそぞを取るものは1般にはたとえば「母音音素中核型の音節」⦅ボインオンソチュウカクがたのオンセツ⦆などと呼ばれるものでありいかにもそれらの全ての音節の中でも特にその内のより大きめのある種の主役級の存在感を示しているものだがそのような母音音素中核型の音節はたとえば「0個以上の子音の音素」+「1つの母音の音素」+「0個以上の子音の音素」などのように基本的には「1つの母音の音素」をその音節の中核の音素とした「(子音の音素)+母音の音素+(子音の音素)」型の固まりを取るものだ。

子音音素中核型の音節

またそのような音節の中でも特にその内のその音節の中核の音素としてとある1つの子音の音素こそぞを取るものは1般にはたとえば「子音音素中核型の音節」⦅シインオンソチュウカクがたのオンセツ⦆などと呼ばれるものでありいかにもそれらの全ての音節の中でも特にその内のより小さめのある種の脇役級の存在感を示しているものだがそのような子音音素中核型の音節はたとえば「0個以上の子音の音素」+「1つの子音の音素」+「0個以上の子音の音素」などのように基本的には「1つの子音の音素」をその音節の中核の音素とした「(子音の音素)+子音の音素+(子音の音素)」型の固まりを取るものだ。

音節の内部の音素たち

またそのような音節のその内部の音素たちの実態にいざ目を移せばそのような音節のその内部の音素たちはともすれば時としてそれぞれにその必要に応じてある種の特別な名前を付けて呼ばれることもあるものだ。

音節の内部の音素たちその1:音節中核母音の音素

まずそのような音節のその中核となるその母音の音素は時としてたとえば「音節中核母音の音素」⦅オンセツチュウカクボインのオンソ⦆などと呼ばれることがあるものだ。

たとえば音節の「子音の音素のA+母音の音素のB+子音の音素のC+子音の音素のD」ではその内のその「母音の音素のB」こそぞがその音節のその音節中核母音の音素に当たるものだ。

音節の内部の音素たちその2:音節中核子音の音素

またそのような音節のその中核となるその子音の音素は時としてたとえば「音節中核子音の音素」⦅オンセツチュウカクシインのオンソ⦆などと呼ばれることがあるものだ。

たとえば音節の「子音の音素のE」ではその内のその「子音の音素のE」こそぞがその音節のその音節中核子音の音素に当たるものだ。

音節の内部の音素たちその3:音節首頭子音の音素

またそのような音節のその中核となるそれらの母音の音素や子音の音素などのその前に来る子音の音素は時としてたとえば「音節首頭子音の音素」⦅オンセツシュトウシインのオンソ、Initial、イニシャル、Onset、オンセット、声母、セイボ、初声、ショセイ⦆などと呼ばれることがあるものだ。

たとえば音節の「子音の音素のA+母音の音素のB+子音の音素のC+子音の音素のD」ではその内のその「子音の音素のA」こそぞがその音節のその音節首頭子音の音素に当たるものだ。

音節の内部の音素たちその4:音節末尾子音の音素

またそのような音節のその中核となるそれらの母音の音素や子音の音素などのその後ろに来る子音の音素は時としてたとえば「音節末尾子音の音素」⦅オンセツマツビシインのオンソ、Final、ファイナル、Coda、コーダ、韻尾、インビ、終声、シュウセイ⦆などと呼ばれることがあるものだ。

たとえば音節の「子音の音素のA+母音の音素のB+子音の音素のC+子音の音素のD」ではその内のその「子音の音素のC+子音の音素のD」こそぞがその音節のその音節末尾子音の音素に当たるものだ。

音素の配列の規則

さてそのような音節はそのようにして1つ以上の音素がある意味では1直線的に配列されることでこそぞいよいよ大いに成立してくるものだがしかしまたそのような音素の配列は・・・たとえばとある音素の配列の「子音の音素のA+子音の音素のB+母音の音素のC+母音の音素のD+子音の音素のE」(子音の音素が2つ続いた後に母音の音素が2つ続いた後に子音の音素が1つ続く)はたとえばとある個別具体的な言語の場合いには大いに許されるものだったとしてもたとえばまた別のとある個別具体的な言語の場合いにはまるで許されないものだというように・・・もちろんその実際上の実態そのものはそれぞれの個別具体的な言語ごとに互いに大いに異なってはいるものの・・・ひとえに何でもかんでも自由に許されるわけではけっしてないものでありむしろ時としてたとえば「音素の配列の規則」⦅オンソのハイレツのキソク、Phonotactics、フォノタクティクス⦆などと呼ばれることもあるようなある種の厳しい制約をたっぷりと受けるのが普通のものだ。

多音節系内での揚抑律

またそのような音節のその内部の音素たちの元をいざ離れてそしてまた今度はいくつかの複数の音節たちに股がって展開される「多音節系内での揚抑律」⦅タオンセツケイナイでのヨクヨウリツ、Multi-Syllabic Ups-And-Downs Regulation、マルチ・シラビック・アップス・アンド・ダウンズ・レギュレーション⦆の実態にいざ目を移せばそのような多音節系内での揚抑律としてはたとえば「多音節系内での高低の揚抑律」⦅タオンセツケイナイでのコウテイのヨクヨウリツ⦆や「多音節系内での明暗の揚抑律」⦅タオンセツケイナイでのメイアンのヨクヨウリツ⦆などのように基本的にはいざ2つの種類のものが挙げれることになるものだ。

多音節系内での揚抑律その1:多音節系内での高低の揚抑律

まずそのような多音節系内での揚抑律の中でも特にその内のその多音節系内での高低の揚抑律とはつまりはたとえば〈日本〉語のとある多音節系内でのその音節の発音の時のようにいくつかの複数の音節たちどうしの間でその発音にある種の高低の揚抑を付けることこそぞを指して言うものだ。

多音節系内での揚抑律その2:多音節系内での明曖の揚抑律

またそのような多音節系内での揚抑律の中でも特にその内のその多音節系内での明曖の揚抑律とはつまりはたとえば〈英〉語のとある多音節系内でのその音節の発音の時のようにいくつかの複数の音節たちどうしの間でその発音にある種の明曖の揚抑を付けることこそぞを指して言うものだ。

意図的な特異揚抑の付与

また人間の言語の発音ではともすればそのような多音節系内でのたとえば高低や明曖などの揚抑律とは互いにまた別の次元の話しのものとしてある種の「意図的な特異揚抑」⦅イトテキなトクイヨクヨウ、Intonation、イントネーション⦆が場合いによっては付与されることもあるものだ。

有意味記号体=記号+意味

さてところで「有意味記号体」⦅ユウイミキゴウタイ、Signe、シーニュ⦆すなわち「意味を持った記号のようなもの」についていざこの辺りでほんのちょっぴりだけしっかりと改まって考えてみることにするとそのような有意味記号体はたとえば「有意味記号体=記号+意味」というように基本的にはひとえに「記号」⦅キゴウ、Signifiant、シニフィオン⦆と「意味」⦅イミ、Signifié、シニフィエ⦆という2つの要素から構成されるものだと考えれるものだがそのような「有意味記号体=記号+意味」ではその内のその記号とはつまりは何かを意味するその記号そのもののことでありその内のその意味とはつまりは何かに意味されるその意味そのもののことだ。

音声言語=発音+意味

そしてまたそれとも互いに全く同じようにして人間の音声言語もたとえば「有意味記号体=記号+意味」=「音声言語=発音+意味」というように基本的にはある種の有意味記号体としてこそぞ分析されるものだがそのような人間の音声言語ではその内のその記号とはつまりはそのような人間の音声言語の中でも特にその内のその発音に当たるもののことでありその内のその意味とはつまりはそのような人間の音声言語の中でも特にその内のその意味に当たるもののことだ。

たとえば人が何らかの特定の周波数を持った人間の音声を使ってガラス製のワイン・グラスを割ろうとしたとしたらその時にはそこではそのような人間の音声の中でも特にその内のある種の物理的な実体こそぞが利用されることになることだろうがそのような人間の音声のある種の物理的な実体の利用はそのような人間の音声言語では基本的にはまったくもって見られないことだ。いやそれどころかむしろそのような人間の音声言語ではたとえば人がその自分自身の頭や精神などの中で抱く何らかの特定の思想や概念などを表すものとしてそのような人間の音声の中でも特にその内のある種の記号的な実体こそぞが利用されることになるものだがまたそれゆえにそこではそのような「有意味記号体=記号+意味」=「音声言語=発音+意味」というかくも偉大なる公式がいざ満を持してここに晴れて誕生することになるわけなのだ!

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この記事を書いた人
〈日本〉産まれ〈日本〉育ちで〈日本〉語がいわゆる母言語かつ母国語です。〈英〉語はまあまあ得意です。その他にも〈ドイツ〉語、〈フランス〉語、〈ポルトガル〉語、〈中国〉語、〈韓国〉語辺りはある程度までは読めますが言語って実際の会話では人名や地名や難解な言葉や世俗的な言い回しなども含めてすさまじい速さでかなりめちゃくちゃに進行していくものなのでそれを1言も漏らさずに完璧に聞き取ったりするのはなかなか難しいですね。元元は思想や哲学や宗教などが好きで色色と勉強していたりしたのですがそうこうしている内に言語学についてもかなり専門的な知識が身に付くようになりました。最近は特に〈日本〉語の〈沖縄〉弁の方言と〈中国〉語の〈香港〉弁の方言をぼちぼちと折りに触れて勉強しています。あっ因みに〈日本〉の中でも〈大阪〉の民度の低い地域の出身なので〈日本〉語の〈大阪〉弁の方言もその気になればネイティヴでしゃべれます!